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先輩スタッフインタビュー

製造部 係長

T.Iさん(2013年入社)

あらゆるマシンを操るマルチスキル技術者として、
また、プレイングマネージャーとして活動しています

入社10年、さまざまな部署を経験し、試作から量産までカバーできるマルチスキル技術者のI係長。
現在は、第3工場で工程設計・管理に携わりながら、NC旋盤とマシニングセンタを多才に操る
マルチに活動するI係長が「どのようにして成長してきたか」、好きだという「生産管理の魅力」等について聞いた。

軸を持たなかった私が、
入社後、頼られる人材に
成長出来た理由

私は、前職でも金属加工の会社で旋盤加工に携わっていましたが、仕事にも慣れてきた入社3年目に、会社の方針でタイの工場への赴任を求められ、それを断って退職。しばらく家でのんびり過ごしていましたが、いつまでも遊んでいるわけにはいかないと、軽い気持ちで面接を受けたのが友栄精密です。入社後に聞いた話ですが、内定辞退の方が出たため、補欠の私が入社することになったとか(笑)。運命だったのかもしれません。

10年前の当社は試作品製造がメインで、従業員数もマシン台数も今の半分程度。5軸加工機は、まだ1台のみだったと思います。でも、若い人が多く、伸び盛りで活気に満ちていましたね。最初は教育係の先輩について、仕事の流れや工作機械のオペレーション、加工手順などを丁寧に教えてもらいました。特に、5軸マシニングセンタについては、何も分からない状態から1年間をかけて、みっちり教わりました。そのお陰で知識と技術の基礎が身についたと感じています。
失敗もたくさんあり、例えば、マシニングセンタにセットした刃物が主軸に当たって故障させてしまった等々…。友栄精密で一番、機械を壊した男と呼ばれているんですよ(笑)。

実は私、当社で最も多くの部署を渡り歩いた技術者でもあります。前職から経験のあるNC旋盤加工を振り出しに、検査室、試作品製造部門でマシニングセンタと旋盤を各1年、その後、量産品製造部門でもマシニングセンタのオペレーションを担当した後、試作品部門に戻り、現在の旋盤加工に配属されました。振り返ると、知識と技術の幅が広がったたことに感謝しています。
現在の第3工場に異動したのも、「I係長に任せた。何とかしてくれ」と見込んでいただいたからで、入社時には軸がなくフラフラしていた私が、今では会社に頼られる存在に成長するとは、人間のポテンシャルってわからないものですね。

そんな私が何よりやりがいを感じる瞬間は、毎月の給与明細をもらった時ですね(笑)。当社は同業他社に比べて高待遇なので、「期待に応えて、もっと頑張ろう」という意欲が湧いてきます。他の人ができない加工に、自分なりの工夫でチャレンジして成し遂げていきたいですね。

キャパオーバーの仕事を
いかに納期に間に合わせるか。
そこが生産管理の腕の見せ所

私が一番好きな仕事は生産管理です。生産管理とは、受注した仕事を納期通りに納品できるよう、生産計画を立てて実行する仕事です。たとえ、受注量が現状の生産能力をオーバーしていても、初めから無理とあきらめるのではなく、「どのようにして工夫すれば間に合うか」を考え抜けば解決策が見つかります。例えば加工方法を全く別のやり方に変えたり、加工効率をアップする治具を自作して生産量を増やしたこともあります。

こうして仕事中は頭をフル回転しているので、休日は家族とのんびりと過ごして気分転換していることが多いですね。また、会社の仲間とも、バイクのツーリングクラブを結成しTシャツやステッカーを作ったり、本社のカフェテリアでたこ焼きパーティーを開催するなど親睦を深めています。友栄精密では今、新たな成長に向けて体制を準備中です。2023年には新工場が稼働し、生産能力が拡大、より効率的に仕事ができるようになり、新スタッフの皆さんを素晴らしい職場環境に迎えられると思います。

これから友栄精密で頑張ろうと考えている皆さんには、教わったことをそのまま実践するだけでなく、自分でその目的や意味を考えることで、応用が利く技術者になってほしいと思います。今の精密加工の大半は、CAD/CAMのプログラムデータを基に加工を行いますが、プログラマーが現場を知らなければ正しい加工はできません。現在の5名の部下には、私が入社時に先輩から丁寧に教わったように、しっかりと仕事の目的や意味を伝えた上で加工内容を伝えています。また、その人の知識や技術、性格に応じた指導も心がけています。

今後の目標は、友栄精密のさらなる成長です。10年後、20年後に私自身がどのように成長し、会社の中でどういう役割を果たしていたいかを真剣に考えています。友栄精密は仕事の上でも、人間的にも成長することができる会社です。さらに友栄精密を大きくしていけるように一緒に頑張っていきましょう。

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